空腹だって人生だ。ミリオン7thライブが最高だった3つの理由【QFR感想】

あのときから1年…。

ミリオンライブの7thライブ『Q@MP FLYER!!!』は『Q@MP FLYER!!! Reburn』としてリベンジを果たすことに成功したのでした。めでたしめでたし

(自分はまだ現地でリベンジできてないので…頼むから7thリバーンリバーンをやってください)

最高である理由

ミリオンライブの久しぶりの公演で「よかった」としか言葉にすることができないのですが、実際になぜよかったのか?という部分を冷静に分析し客観的な意見として文字にしていく予定でした。(未遂)

懐かしい曲が増し増し

まず率直に感じたことは、ミリシタリリース前の懐かしい曲が多く披露されていたということです。実際に数えてみるとLTPとLTHの楽曲が全体の半分以上を占めていました。

最近の周年ライブを振り返ってみると、5thライブはMS楽曲発表会、6thライブはMTG楽曲発表会のようなものだったため、新曲披露に縛られることなく純粋にミリオンライブのライブを楽しめるまたとない機会が今回の7thライブでした。(おそらく8thライブはMTW発表会になると予想してます)

懐かしい曲が多く使われた理由としては単純に古いファン層に媚びただけではなく、ミリシタ自身も3年間で多くの楽曲が実装されてきたので新しく入ってきたファンもついてきてくれるだろうという信頼で出来上がったものだと思っています。

それに、ただ懐かしい曲ばかりを並べたわけではなく、MTGユニットでメンバーのソロ曲を披露するなど、ミリシタとしての文脈もちゃんと用意されており、まさにミリオンライブ総力戦といった勢いのライブでした。

また、ミリオンライブの単独公演では初めてのソロ楽曲を複数人で披露したりと、挑戦的な部分も見せつけており、懐かしい曲が多いと感じながらも古くさい公演だったという印象は全く受けませんでした。

屋外ライブという挑戦と成果

挑戦といえばやはり野外での公演そのものが大きな挑戦だったと思います。単に野外でライブをしました。というものではなく、ミリオンライブのミリオンライブによるミリオンライブならではの野外公演をしっかりと形作ってくれていました。

最初の聖火投入からはじまり、青空、太陽、夕陽、星、月などの野外にある様々な天然舞台装置を余すことなく演出に組み込んでおり、結構な冒険をされていたと思いました。

逆に言えば、当日に雨が降ってしまえばそれらの天然舞台装置を活用することができなくなり、今回も若干感じたが日の入りのタイミングを測り間違うと途端に単なるライブステージに戻ってしまう。だからこそ演出と自然がピタッとハマったときの大きな感動は心の映像にしっかりとメモリーされたと思いますし、イベントとしても挑戦する価値のあるものだったのでしょう。

特に今回は天候に恵まれたおかげで時間ごとに変わる演者の表情がとてもよかったです。明るいうちは元気な印象だったのが夕暮れに染まるうちに優しい印象に変わり、日が暮れるとスポットライトやペンライトの明かりで幻想的なイメージになっていきました。エモみのきわみァーー

また、天候に恵まれなかった場合でも、違う感動シーンがきっと見つかったはずだし出演者やライブスタッフは上手く対応できてたはず。なんにせよ野外ライブを現地で見たかったという話。

みえない壁が炎をつよくした

これに関してはコントロールできたものではないのですが、去年のリベンジという意気込みが演者やスタッフ、ライブ参加者の中では大きな火種になっていたのではないかと思っています。空腹は最高のスパイス。一晩寝かせたカレーは美味しい。おあずけをくらったあとに食べるご飯はスペシャルに美味しい。

去年の中止はもとより、今回も首都圏では緊急事態宣言の真っ最中だったという背景があり、山梨県での公演とはいえどもライブスタッフは気が気でなかったことだろう。それでも演者の発信を通して必ず開催するという気概を感じた者からすればその気合いだけでも大きく勇気づけられました。

そんな暗い背景もあったせいか、やっとのことで辿り着いたステージはいつもよりもまぶしく見えました。屋外の明るさとかそういう意味ではなく。

今回、声援の禁止や収容人数の削減、映画館にいたっては立つことさえも禁止されていましたが、その分いつもよりもパフォーマンスをじっくりと観ることができ、観ることに集中ができると演者の気合いや意気込みのようなものがパフォーマンス中の表情や振り付けから感じることができました。

ただでさえ移動範囲の大きいステージに加え、他人のソロ曲など普段歌わない曲を1ヶ月のレッスン期間で覚えてきているのだと考えるとかなりハードなレッスンだったと想像ができ、そんなことを考えながら想像を超える完成度のパフォーマンスを観ていると、そこでも色々と勇気をもらうことができました。

リバーンというタイトルにこめられた意味のように、生への執着のようななにかがまざまざと感じられたライブでした。

これら全てをまとめると、7thライブはよかったとなります。

曲ごとの感想

ここからは記憶の残っている限りざっっくりとしたものを。

DAY1

Flyers!!!

あれだけ待ちに待ったFlyers!!!があったかという話。1曲目で全部の毛穴が開きました。

小岩井ことりさん

何がとは言わないけどいちばん記憶に残った景色でした。

Legend Girls!!

Legend Girls!!全員曲披露はホンモノでした。この時点でこのライブの勝利を確信した。

ランニング・ハイッ

オリジナルメンバーが揃っているのにさらに付け足す姿勢。今回は完全にカジュアルなライブということをさらに強調させてくれてましたね。

アニマル☆ステイション!

色々とおもしろかった。「こころがつうじあうってステキだよね!」とニコニコで言ってくれる志保サン、完全に油断してるときか演技しているときのどちらか。

2ndライブの『Helloコンチェルト』だったり3rdライブの『Persona Voice』だったり、収録してないユニット曲を歌ってるときの田所あずささんが好きなので今回アニマル☆ステイション!にも関わらず聴き入ってしまった。

Helloコンチェルト

『ランニング・ハイッ』とは逆に、できるだけオリジナルメンバーで揃えた陣営。映画館内で緑色のペンライトを振ってるひともちらほらいてほっこりしました。

空に手が触れる場所

ロケーションがばっちりすぎて叫びたかった。空に手が触れる場所になりたい。

Good-Sleep, Baby♡

桜守歌織せんせえ!!圧倒的歌のお姉さん力!!

途中のだるまさんがかわいかった。そして熟睡。

夢色トレイン

郁原ゆうさんと麻倉ももさんの並びは3rdライブの『little trip around the world』を思い出したのでトレインも旅行の一環として捉えていた節はあった。

途中お昼寝中のお子様たちが起きるのかと思ったらガチで1曲の間起きてこなかった。

Melody in scape

今回大関英里さんが眉間にシワが寄るくらい気合いが入っていて迫力がすごかったです。迫力と相まって歌声の方もしっかり芯の通った歌い方をしていてすごくよかったです。

そして、ここから登場するポンチョ(?)衣装。1日目は後半の衣装がちょうど暖かそうでした。

君だけの欠片

諏訪彩花さんと郁原ゆうさんが一緒に君だけの欠片を歌うというだけで号泣してて前が見えなかった。

Flooding

君だけの欠片で感情になりきっていたときに悪い予感はしていたのですが、お得意の余韻潰しが来てしまってスンとしてしまいました。あとはどこかでShooting Starsのオリジナルメンバー初披露を期待していただけあってFloodingかいともなった。

それはそれこれはこれで、やっぱりFloodingのサビで5人一斉に歌うときの声の重なり方のバランスのよさがすごく絶妙でほんとうにすごかったです。この5人を同じユニットに突っ込んだプロデューサーは天才だ。

Do the IDOL!! 〜断崖絶壁チュパカブラ〜

色々言いたいことはあるけどチュパカブラだった。

Super Duper

ダンサーの振り付けもかっこよくてカリスマでした。

寒色衣装コンビということもあって雰囲気がすごくよかった。

夜に輝く星座のように

めちゃくちゃ歌詞がいい。。。みなさん知ってると思いますが。。。

前に聴いた3rdライブのときはあまり歌詞に意識していなかったということもあって、改めてライブでこの曲の歌詞を受け取ったときに異常なくらい感情移入してしまいボロ泣きしました。むしろあの2人が超絶歌唱で歌い上げるギャップも込み込みかもしれない。

流星群

夜になってからの流れがほんとうにすばらしかったのだけどこれはほんとうにズルいぞ。夜のキャンプがなんたるかを押し出してくるのと同時にアイドルマスターミリオンライブの文脈までしっかりと添えてくるの頭が取れそうになった。

この流れまで持ってきてくれた『待ちぼうけのLacrima』、『絵本』、ランタンタイムも含めてすべてのアイドルマスターにありがとう。

STANDING ALIVE

誰だって…それぞれの場所…立っているから
誰だって…譲れない思い…信じているから
支えあうことなんて出来ないけど
互いの存在をただ誇らしく見つめあえれば…辿り着けるんだ

Fin

Thank You!

さいごにこの曲をやりますって言ってBrand New Theater!というパターンが何度もあったからThank You!ですごく嬉しかった。花火がすごかった。

DAY2

サンリズム・オーケストラ♪

DAY1最後の『brave HARMONY』からすごく納得のいく当てはめ方ですごく納得がいった。

マイペース☆マイウェイ

あーそういうアレね、という感じの人選。

無免許では?と思ってしまったけど、他のひとのイメージではニケツのようで、奥が深い。

未来飛行

ウェーブのときの種田梨沙さん、よかでしたね。

絶対的Performer

単純にとても楽しかった。絶対的Performerになりたい。さすがダンサーさんもすごかった。

ファンタジスタ・カーニバル

尊み秀吉

ビッグバンズバリボー!!!!!

未来とロコを空いてる2枠に入れるパターンですか、やりますねぇ。と関心していたら逆に他の3人がいなくて焦り散らかした。

はやくまたビッグバンズバリボー!!!!!になりたい。

基本的にスポーツのブロックが好きすぎました。

チュパカブラのあとのMC

Machicoとたかみなが案の定暴走し出したところに稲川英里さんが案の定乗っかりはじめて桐谷蝶々さんが珍しく仕切り始めるというカオスな展開に…。そしてAngelのノリについていけない伊藤美来さん。おへそ注意報\ウーウー/で声を抑えるの駄目だった。

インヴィンシブル・ジャスティス

百合子も加わったヒーローズアンセム。

炎を囲むように立っていたからバックに陽炎(?)が出ててすごく絵になってた。

ドリームトラベラー

MILLIONを表現するのにボディーランゲージ力を上げなきゃ。

オレンジの空の下

夕日になるタイミングばっちりすぎてボロ(泣)。

カワラナイモノ

次にMCを挟んでちゃんと余韻を残してくれるのすごくいいし、角元明日香さん自身も余韻になっててさらによかった。

ジレるハートに火をつけて

かの有名なキャンプファイヤーソングのひとつ。稲川英里さん衣装のオレンジとバックの炎で完全に消防士と化していて頼もしかった。

dans l’obscurité

すごくよかった。すごく迫力が伝わってきた。dans l’obscuritéになりたい。今まで聴いた中でもパフォーマンス込みでかっこよかった。

瞳の中のシリウス

導入の音で自然とため息がこぼれる。CDメンバーがいないことにがっかりしたのは内緒ですが今回のメンバーもえげつなかった。

Raise the FLAG

春日未来としてのRaise the FLAGは結構ありだなと感じた今日この頃。

Glow Map

行ってきますのところを上田麗奈さんが言ってることに感動した。全員曲のセンターに高坂海美が立ったというのがどれだけ可能性が広がったかという話。ミリオンライブはどのアイドルも主人公になれるのだと感じた。

さいごに

昨今の事情で知らない間にメンタルがやられていたのか、今年に入ってからミリシタに触れる機会が減ってしまい、そうなると「自分は本当にミリオンライブが好きだったのか?」と感じるようになっていました。

アイマスライブにおいてもシンデレラやシャイニーカラーズで先行して有料配信とかは観ていたものの、家にいるからという理由かもしれませんが昔のような感動を味わうことができなくなっていて歳を取ったのかなとも思っていました。

けれど、ミリオンの7thライブを浴びたときに、自分はコイツのために生きていたんだという感覚を思い出し、さらに公演前にも現地に行けないつらさみたいなものを感じていたので、まだ心の炎は消えていなかったことも知ることができました。

やっぱりライブは虚構でもあって現実でもある。改めてミリオンライブが好き。いつか完全復活してバーニングフェニックスになるその日まで。

3 件のコメント

  • 今回のセトリが絶賛されてる反応を見るに、もうミリシタあんまり曲出さない方が良いのでは?ともよぎってしまいます

  • 曲を作ればライブでやらないのは不自然になる
    セトリを新曲で埋めれば発表会と言われる
    カップリング曲は今回一切やりませんでしたがそのことに触れる感想は今のところ目にしていません

    ライブをたくさん開催しにくい今は曲を出すペースを落とすのも一つの手かもしれません。
    コンテンツとしての勢いを落とせと言う話ではなく、世情に応じて進み方を変え、今までと違った形の「最高」を目指す可能性としての話です。

  • 音ゲーを収益の柱にしてるからには、新曲はどんどん作らないと行けないとは思います。(ミリシタ前の旧譜も残り少なくなってきてますし)
    ただ、昔の曲久しぶりに聴きたいな、昔の曲の方が好みだな(個人的にはえいちPの頃の方が好きでした)という需要があるのも事実。
    年1回のライブで新譜は披露しないといけない義務を考えると全ての需要を満たすのは大変ですね。
    (セトリの文句言われ続けるJUNGOは気の毒…)

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