デジモンラストエボリューション絆ネタバレあり感想

2020年公開の映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』を観ました。

この記事は完全なネタバレ感想記事です。

まだ観てないひとは映画館に行かれることをつよく推奨します。

個人的なデジモンに関するバックグラウンド(背景)を事前に書くと

02リアルタイム世代で無印も数話だけ見たことがあるような記憶はありまして、2020年に入ってからデレステとのコラボきっかけで無印54話は視聴済み。1999年版と2000年版の劇場版も観ました。

02はラストエボリューション前に見返すことができず、リアタイといってもほとんど記憶にない状態です。

デジモンカードもちょっと持ってた。対戦したことはない。

triは観てません。

【無印】3分でわかるデジモンアドベンチャー【54話】

2020.02.18

パロットモン戦

映画が始まって中野駅のシーン。

中野駅周辺は何度か行ったことがあるのですごい親近感が湧きました。

そして登場するパロットモン。いやはや懐かしいですね。

タケルとヒカリが合流してエンジェモンとエンジェウーモンで交戦。

いつも思うけど成熟体と完全体の組み合わせはなんなんでしょうね。

そしてパロットモン大暴れで中野サンプラザが壊されてしまい泣きました。

そしてさっそうと登場する主人公八神太一。

なにやら変なゴーグルをつけているが不発。光子郎にいちゃもんをつける。

というかみんなヘッドマイクで同時通話しててすごい未来を感じた。

2000年の頃なんて連絡手段に家の電話を使っていたのに…。

新兵器ゴーグルが不発だったのでいつものごとく進化させて応戦。

いまの時代、スマホでデジモンが進化するの!?

デジヴァイスがデジタルに取り込まれてて感動しました。(デジヴァイスもちゃんと引き出しにありました)

たしかこの辺で流れ始めるbrave heart。もう神曲ですよ。しかもラスエボではフル尺で披露。神。

戦闘シーンは映像技術の進化もまざまざと感じさせられます。

デジタルゲートを開けますって光子郎が言ってていつのまにかデジタルゲートって手動で開けられるようになったんだなと…。(いつからの設定だろうか)

パロットモンは完全体だけどグレイモンでも全然押し切れてて成長を感じたし、さらに完全体で追い打ちをかけるのも圧倒的。ガルルモンも活躍してた。

今作の進化演出はアグモンだけに絞っていましたが、メタルグレイモンのときにアニメエフェクトになってるのもびっくりでした。

パロットモンと戦うシーンだけでもときの流れを感じすぎて感動しました。なによりbrave heartが神。

大人になった子供たち

戦闘が終わって大学に向かい出す太一とヤマト。

リアル世代の僕らがすでに社会人を数年やってるのに君たちはまだ学生か!って複雑な気持ちになりました。(ラスエボは無印から10年後という設定だそうで)

そして流れる不朽の名作Butter-Fly。

空(ソラ)は立派に華道を継いでるし丈はしっかりと医者の道を進んでて、無印を直近で観たにわかとしてもじーんとくるカットでした。

戦闘後にタケルとヒカリとデジモンたちが向かったファミレスは中野周辺だからココスかな?と思ったけどソファーの色が明らかに違うのでよくわかりません。

就活にまったく手を出していない太一と進路を決めかねて大学院に行く予定のヤマト。大学生特有のほんとにやりたいことってなんだろうか症候群ですね。わかるわ。

パチ屋から帰って缶ビールを取り出すシーンはもはや大人を飛び越えておっさん化でした。

そして缶ビールを開けたかどうかはともかくヤマトとホルモン屋さんでビールジョッキを注文。にっぽんの大学生って感じだ。

え、このポスターは川島瑞樹さん…?

実は映画を観る前にツイッターでネタバレを食らっていたのでアイドルマスターシンデレラガールズの川島瑞樹さん(28ちゃい)がデジモン映画に出てくるという情報は知っていたのですが、まさかホルモン屋さんのポスターででてくるとは。なにも知らずに観てたららたぶん声がでてた。

ちなみに作中の年(2010年)はシンデレラガールズのサービスイン的にもまだ川島さんはアイドルになっていないというしょーもないツッコミ。

なぜ他のアイドルではなく川島さんだったのかはわかりませんが、一説によると21年前(無印当時)に八神太一(劇場版で7歳)と同じ年齢だからとかなんとか。

ちなみにデレマスで28歳のアイドルは川島さんと片桐早苗さんの2人。

話を戻します。

光子郎はITの社長をやっていて、ミミは自社ブランドをなんたらかんたらと他のメンバーが眩しくて浮かない顔をしている太一とヤマト。

変わらないのはデジモンだけという今作のキーワードを発していると「大人になんてなりたくなーい」と言った瞬間女子大生が倒れる事案が発生。

まっさきにアルコールを入れたかどうかを確認する太一さては飲みサーに所属してるな?

なにやら急に意識をなくす事件が多発しているらしい。

エオスモン戦(1回目)

大学の講義中に光子郎に呼ばれて集まった太一、ヤマト、タケル。完全にディアボロモン戦のメンツですありがとうございました。

ここでようやく02メンバーの京(みやこ)が登場。ホークモン、ビジュアルだけは覚えてる…。

そして新キャラのメノアと井村が現れる。

新キャラはデジモンの進化について研究してるとかなんとか。デジモンが研究材料になったり、デジモンのパートナーを支援する会社が発足したりとかなりデジモンが世間に浸透している模様。

急にひとが倒れる事件はデジモンとパートナーになったひとが対象に起きているということらしい。

てか、デジモンとパートナーになる子どもが大量に存在してるのカルチャーショック。

いつからの設定なのだろう…。

元凶のエオスモンは人間の脳データを抜き取れるという凶悪な能力を持っていてコイツを倒すミッションが発生。

エオスモンのいる電脳空間へ向かう。このときの移動シーンからエオスモンの戦闘シーンは2000年映画「ぼくらのウォーゲーム」をすごい意識したつくりになっていて普通にニヤついてしまう。

ぼくらのウォーゲームと違うのはPCを叩いてフリーズを起こすという発想がすでに化石となってしまったし、オメガモンも出し惜しみなく出てくるところです。

エンジェモンとカブテリモン(特にカブテリさん)はやられ役として活躍。

やっぱりオメガモンつよいけれど新しい要素のため進化キャンセルが起きてエオスモンに逃げられる。

大人になるとパートナーが消える設定

進化キャンセルで幼年期にまで戻ったあとにハンバーガーを大量に摂取するシーンかわいい。パタモンの掛け声「どんどん食べてー」が好き。

なぜか進化キャンセルが起きて動揺する既存キャラ。

なぜか進化キャンセルの事情を知っている新キャラ。

デジモンは大人になるとパートナー契約が解消されるという話。

光子郎はそんなこと聞いたことないと言うけどごもっともです。

ほんとにやりたいことってなんだろうか症候群にかかっている太一とヤマトだけ契約解除のお知らせ(光のリング)が登場する。

一時解散。

太一はアグモンと、ヤマトはガブモンと共に行動する。

ヤマトは02メンバーへ新キャラの事情を探ってほしいと連絡。

ようやく02メンバーが登場。デジタルゲートを使用してアメリカへ不法入国(許可は取ってる?)をしていた。

アルマジモンがだぎゃあだぎゃあ言っててこんなデジモンだったっけ?ってなる。02の記憶がまったくなかった…。

太一は初めてアグモンを部屋に招き入れる。

エッチなビデオをアグモンに発見されますが、エロビデオから大人というワードを引き出す手法が秀逸だなと思ってしまいました。

しんみりしてるとゲンナイが勝手に登場。02の記憶がなくなってたのでなぜ若い姿なのかと驚いた。

ゲンナイからもパートナー解消の話を聞かされる。契約が切れたデジモンは2度と進化できなくなるとかではなく消滅するらしい。酷すぎる。

なんで教えてくれなかったんだと聞くと寿命についてとやかく説明したりはしないだろうと言われる。正直に言ったらどうなんだ、新しい設定なのだと。

今回の件、ペットの死別や人間の寿命と同じような問題にも感じますが、前提としてデジモンはいずれいなくなるという認識が太一たちの間になかったためいきなりの話で動揺するのだと思います。

しいて言うならガンの報告みたいなものかなと感じました。まさかアイツがあと1年で死ぬなんて…って気持ちと似たようなものでしょうか。

戦わせると別れ(死期)を早めてしまう、けれど子供たちの精神データを救うには戦わないといけないという板挟みで悶々としてしまう太一とヤマト。

この辺の苦悩は今作の最大のテーマでもありますし、序盤から上手く描かれているなと感じました。

そしてエオスモンの破片を解析している間に真の敵メノアに全世界の子供たちのリストを奪われてしまう。

太一とヤマト以外の選ばれし子供もエオスモンにやられてしまってついに最終決戦へ。

エオスモン戦(2回目)

光子郎のダイイングメッセージ(死んでない)の座標に向かったら氷の島が登場。

そこには脳のデータを抜き取られた子供たちが昔の姿で楽しく過ごす姿が。

大人になって辛い想いをするならいっそ子供に戻ってしまえばいい。

これがメノアのたどり着いた答えですね。

どこかで聞いたような悪役理論ですが、本人がとても辛い想いをしたということもあって説得力はありました。

少なくとも直近でパートナーデジモンとの別れが控えている太一とヤマトにはこの思想がグサグサ刺さったことでしょう。

どうしても吹っ切れない想いで戦っていたら敗北をくらってしまう。

自分の気持ちにも負けそうになっている太一とヤマトにアグモンとガブモンが言った言葉、

大人に成長していく太一たちを見れるのが嬉しい

純粋なアグモンたちからこの言葉が出てきたところで涙腺のダムが崩壊しました。

デジモンが消えて行くことにモヤモヤしており、いっそ過去に戻ったほうが幸せなのではないかと考えていたところに当のデジモンたちから未来を肯定する言葉が出てきたことで行き場を求めてさまよっていた感情が一直線に向かってハートに直撃した感じです。

そして決まった心でオメガモンへと進化。しかし、メノアの想いもつよくてオメガモンよりもつよいエオスモンを生み出してしまう。

ここから先は想いのつよさ対決みたいな感じでラスト進化を果たしてなんとか事態を沈静化。

にしても助手の井村もといFBI山田はゆるキャラでした。

使い道のわからない拳銃を裏ルートから仕入れたり、「メノアは俺の手で捕まえたかったんだけどな」と途中から諦めムードだったりしててゆるかったです。

個人的にヌメモンがパートナーデジモンになった子供かわいそうだな…って思って観てました。(ヌメモンはいいやつだけど)

02キャラは出てきただけありがたい感じの活躍にとどまってました。

他の選ばれし子供たちもトゲモンやイッカクモンが見れてよかった。

公演中、空は戦わないのか?と思って観てましたが、実は前日譚があったらしくて、観てみると空は戦わないことを決断していたそうです。

戦わないことが空の選択だったことを考えるとエンタメ性よりメッセージ性を尊重したことが伝わりました。

アグモンたちとの別れ

モルフォモン(メノアのもとパートナー)はエオスモンの中に生きていた、むしろ私の心の中にずっといてくれたみたいな解釈ですっきりしたメノアさん。

そしてついにアグモンたちとの別れのとき。

ヤマトのハーモニカが出てきたり、アグモンの大きくなったね発言で止まることを知らない涙。

明日はなにするの?のくだりはButter-Flyの「明日の予定もわからない」だよなあと思いながら観てました。

改て思い返すと、Butter-Flyの歌詞が作品の随所に反映されててかなりつよい想いがこもっていることを感じます。

突然消えるシーンはもちろん泣き所なので泣きました。

で、肝心なのは締め方で、自分は結局なんやかんやあって最後にはアグモンたちが戻ってくるんじゃないかなと思ってました。

戻ってこなかったですね。

それでも太一やヤマトが前を向いて走るシーンを観たときに、

この作品はデジモン主体の話ではなく、主人公たちの成長の物語なのだなということをつよく心に感じました。

たしかにデジモンアドベンチャー無印は54話をかけて子供たちの心の成長を描いてきた作品でした。

それを考えると、デジモンとの別れを乗り越えることによる心の成長を描いたこの劇場版もまさにデジモンアドベンチャーの正統な作品なのだと実感しました。

さいごに

デジモンの劇場版、予告映像を見てもシリアスな雰囲気は伝わってきますが、結局なんやかんやあって「オメガモンがんばえ〜」ってやってたらいい感じに終わるのかな?と楽観視してました。

ところがどっこい子供から大人になる過程で得られたものと失うものを天秤にかけたときの苦悩なんかが色々と刺さってしまい、超名作にしあがっておりました。

ペットを飼ってたひととかが観ると思い出がフラッシュバックしてやばそうだなとか思いますがどうなのでしょう。(金魚しか飼った記憶がないのでよくわかりません)

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆 は20年の想いが込められた究極作品と言いたい気分です。

↓02を観てから再度観賞しました。

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