ZAプレイ後に始めたアルセウスもおおよそクリアしたので、2025年版の旅パ適性のあるポケモンを考察していきます。
アルセウスは他のポケモンシリーズとは違ったバトルシステムとなっているため、今までとはポケモンの評価基準が変わってきます。(とは言っても特性がない分もとから種族値の高いポケモンは結局つよいみたいな印象はありますが)
目次
レジェアルのバトルでつよいポケモン
各ポケモンの紹介の前に、前提としてレジェンズアルセウスのバトルシステムでつよいポケモンの特徴をまとめます。
ざっくり言えば、
- 耐久が高い
- 積みワザが使える
- 高火力ワザが使える
- すばやさが高い
これらのポケモンの評価が高くなりました。
逆に、こうげき(とくこう)ステータスが高くても評価にあまり影響はありません。
理由として、今作ではダメージ計算が変更となり、端的に言えばこうげき(とくこう)ステータスは腐りやすく、耐久(HP、ぼうぎょ、とくぼう)ステータスは活かしやすい仕様となったようです。(実際、肌感的にも合ってるかと思います)
むしろ、ダメージを出すには、ワザの威力、積みワザなどのバフ効果(相手へのデバフ)、弱点を狙う、タイプ一致ワザを使うを意識したほうがよくなります。

(参考動画)https://youtu.be/3_RDFmuuuI8?si=kgvozKIg3f5HiEeP
また、今作は相手のワザを受けやすい環境なので、そういう意味でも耐久のあるポケモンが重宝されます。
積みワザ(ビルドアップなど)で上がる「攻めの力」、「守りの力」は、物理・特殊ともに影響があるので強力です(ビルドアップとめいそうは今作では同じ効果となります)
すばやさに関しては行動順に影響があり、すばやいポケモンは先に行動できるだけでなく、うまく行けば連続攻撃ができるなどのメリットがあり、逆に鈍足ポケモンは相手から連続攻撃を受けやすくなります。
個人的には、耐久が高い = 積みワザ(ビルドアップ、めいそう)が使える > すばやさが高い > 高火力ワザが使える の順に優先したいところ。高火力ワザについては当たらなければ意味がないので命中率100威力80のワザがあれば問題無しです。
使用ポケモン感想

今回ストーリー攻略前後で使用していたパーティー
実際に使用したポケモンの感想。これとは別におすすめポケモンも下の方で紹介します。
ゴウカザル、サブミッションで手に入る猿。今作必須のかくとう枠。ビルドアップを覚えるので耐久もそれなり(1発で倒されることは少ない)。それまでは同じ用途でゴーリキーを使用していましたが単純にゴウカザルのほうが好きでシンオウポケモンを優先したかったのでゴーリキーはボックスへ。ほのおタイプの通りがよくて最後まで戦力になりました。図鑑タスクにフレアドライブがあるけどPP数や安定性を取ってかえんほうしゃを採用。ビルドアップの仕様変更のおかげで物理も特殊もどっちも使えるのが楽です。
トリトドン、積みワザは覚えないですがみず・じめんの複合タイプが攻守ともにだいぶ優秀でした。あとじこさいせいを覚える。今作はじめんワザの通りがいい気がします。
ガブリアス、今作は積みワザがなくじしんも覚えない残念なポケモンかと思いきや、もとから耐久種族値はしっかりあるしワザの通りがいいのでちゃんと戦力になります。あと、調査隊服がガブリアス概念カラーなのでは?と僕の中で話題に。
ブラッキー、素の耐久力が高くてめいそうを覚える今作の超優秀ポケモン。イーブイが最序盤から手に入るのとなつき進化の条件が思ったより緩い感じだったので即戦力になります。欠点としては技範囲が微妙なところ。かくとうワザが欲しくていわくだきを覚えさせてたレベル。
クレセリア、表ストーリークリア後に手に入る今作の最強ポケモン。もともと有名な耐久オバケでめいそうも覚えるし、HP回復、状態異常回復、回避率アップを同時にこなせる「みかづきのいのり」という専用技も持っているのでよっぽどのことがなければ倒されることはありません。あくタイプ相手にはムーンフォースが撃てるのも◎。有効打の無いはがねタイプ相手にも持久戦でなんとでもなります。
ドータクン、さいみんじゅつ用ポケモン。耐久ステータスは高いけどとくせいの「ふゆう」も「たいねつ」もなく、第4世代のときと違ってゴーストやあくも弱点になってしまったのでだいぶ脆くなりました。
ニンフィア、クレセリアを入れるまで手持ちに入れていたポケモン。とくぼうオバケでめいそうも覚えられるが物理耐性はやや心もとないのとすばやさの低さは感じられました。あと今作はフェアリータイプが必須というほどでもない印象です。
パラセクト、ドータクンを入れるまでのさいみん要員。命中が安定する「きのこのほうし」と「みねうち」を覚えるので使いやすさはありますが、耐性とすばやさが低いので安定して行動しにくいです。今作では眠らせても確実に行動しなくなるわけではないのも居座りづらい理由。
ダイケンキ、最初に選んだ御三家ですが、あまり印象にないままボックスへ。被弾が増える今作であくタイプが付与されて弱点が増えるのはよくないかな…。また、ジュナイパーやバクフーンはビルドアップやめいそうを覚えるらしいのにダイケンキは覚えないので今作においてはだいぶ差がついてる気がしました。
おすすめポケモン
今作のバトルの仕様と実際に使ってみたポケモンや捕まえやすさも踏まえてストーリークリアまでのおすすめポケモンを紹介していきます。
最序盤
ムクホーク(ムクバード)、ムックルが最初から捕獲できるので捕まえやすさは文句なく◎。すばやさが高めで草タイプや虫タイプを倒すのに重宝。ムクホークまで進化させればインファイトでさらに火力と技範囲が広くなります。耐久は微妙なので捕獲(長期戦)や連戦向けではないかと思います。
ブラッキー、最序盤でイーブイが手に入り、高耐久 + めいそうが使えるので間違いなくおすすめなポケモン。攻撃ワザの少なさに目を瞑っても最後まで手持ち入りするレベルで優秀です。
序盤
トリトドン、序盤で捕獲できる中でもみずとじめんの複合タイプがほんとうに優秀。苦手な草タイプ相手にもれいとうビームが撃てるし、草タイプはそもそも他のポケモンで相手をすればいいので問題なし。
ゴウカザル、サブミッションで1匹は手に入るのでおすすめ。ビルドアップを覚える。カイリキーと違ってレベルアップで進化するのとほのおタイプというのが差別化点。あとすばやさも高い。インファイト習得までは時間がかかる。
カイリキー(ゴーリキー)、こちらもビルドアップを覚えるのでゴウカザルと択。耐久面はこちらのほうが高いがすばやさは低い。今作では通信交換ではなく専用アイテムでの進化となるので進化させやすい。インファイト習得までのレベルがゴウカザルより低いのと3色パンチを覚えるので器用な戦いができます。
アヤシシ(オドシシ)、さいみんじゅつによる捕獲向け。捕獲タイミングも早め。すばやさがやや低いものの、耐久がそこそこでめいそうやねむるを覚えるので適任だと思います。さいみんじゅつの命中不安は力業で少しだけ命中率を上げることも可。進化方法は調べないとわからないのがおすすめしづらいところ。
パラセクト、序盤から捕獲できて今作唯一の「きのこのほうし」使い。とはいえ耐久とすばやさが残念なので命中の安定を捨ててでも他のさいみんポケモンのほうがいいかも…。
中盤
ここで紹介するのは実際に使用していないポケモンばかりで申し訳ないのですが、今作のシステムと照らし合わせておすすめできそうなポケモンたちです。
サーナイト(エルレイド)、中盤でラルトスが捕獲できる。サーナイトもエルレイドも耐久とすばやさは同じステータスなので好きなほうで選んでよさそうです(サーナイトのほうがレベル進化なのでやや優勢か?)。めいそう(ビルドアップ)やさいみんじゅつを覚えるのでなにかと便利だと思います。
ヌメルゴン、中盤でヌメラ、ヌメイルが捕獲できる。ドラゴンはがねで弱点も少なく耐久がかなり高い。「たてこもる」という耐久特化の専用技もあるので生存率は高いはず。進化方法はやや特殊。
ドレディア、すばやさが高く、専用技「しょうりのまい」が攻守アップに加えて与えるダメージが1.5倍という破格の効果。ただ技範囲は狭めかも…。「ねむりごな」や「じこさいせい」もあるので捕獲要員にも回せます。
ガチグマ(リングマ)、耐久が高くてビルドアップも覚える。覚えるワザも優秀。ただし進化方法はかなり特殊。弱点の少なさで言えばリングマでも十分に活躍できそうです。
トゲキッス、耐久あり、すばやさもそこそこあり、めいそう持ちということでだいぶ優秀だと思います。捕獲難易度は高いかも…。
終盤
ガブリアス、中盤までのポケモンでストーリークリアまでは十分戦えるので終盤はガブリアスのみ紹介。耐久とすばやさがちゃんとあるけど積みワザを覚えないのが歯がゆい。今作はじめんワザの通りがいい印象ですが、じしんが使えないところも歯がゆい。種族値が正義の雑につよいポケモン。
さいごに
今作はダメージ計算が変更となってなかなか1撃で倒せなくなったのと、トレーナー戦や捕獲時に相手の攻撃を受けやすいため耐久の重要性はだいぶ上がっています。そのため、攻守ともに強化できるビルドアップやめいそうがかなり重要なワザとなりました。
また、行動順というシステムの影響で、連続攻撃ができたり、逆に連続攻撃を受けたりするようになるので、すばやさの遅いポケモンでもなるべくすばやさのがんばレベルを上げたほうがよいことになりました。(努力値システムとは違ってがんばレベルは全ステータスをMAXまで上げられます)
このようなぱっと見理解できないバトルシステムは初代ポケモンを彷彿させるようなそうでもないような。





