世界の終わりに君を乞う。を観に行けてよかった【感想】【黒沢ともよ】

2018年12月9日、劇団エムキチビートによる音劇vol.2「世界の終わりに君を乞う。」という舞台を観に行きました。

公式ページはこちら

舞台らしい舞台を観るのは初めての経験でしたが、とても感情を動かされたので感想を書いていきます。

出演、黒沢ともよ

世界の終わりに君を乞う。略して君乞うを観たきっかけから書いていきます。

もともと一度も行ったことがないという理由で演劇には行ってみたいと思っていました。

この日、たまたま朝起きたら黒沢ともよさんが主演の舞台のツイートが目に入りました。

もともと演劇には一度行って観たかったので良い機会だと思い行くことを検討しました。

あと、アクタージュ(週刊少年ジャンプで連載中の役者少女のマンガ)熱が高かったのも理由のひとつです(笑)

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス)

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス)

宇佐崎 しろ
484円(04/19 11:37時点)
Amazonの情報を掲載しています

で、実際に調べてみると場所は銀座の博品館劇場というところで自分としてはアクセスのいい場所でした。

チケットは・・・

なんと完売

しかもその日は千秋楽

「僕知ってるよ、せんしゅうらくって何日間かやってた舞台の最終日なんだよね!」

あ、

今日を逃したら終わりか!!

劇団関係者のツイートも調べてみたら、当日券が買えるかもしれないという情報が。

「いちかばちかで行ってみるか…」ということで銀座まで行くことに

そしたら上のツイートを検索から見つけてくれたひとがいて、都合によりチケットを譲ってもらえることになりました。

これが運命の選択というやつでしょうか。

↑チケットがオシャレだ…

君乞う口コミ

ここからは君乞うの感想を

あらすじは下記。

ある事故から奇跡的に生還した少女は、後遺症のカウンセリングの際中に夢を見る。
極彩色の世界の中、事故で亡くした親友が、そこには居た。
幻想の世界と現実の世界が交差する。
世界の終わりへの物語。

カウンセリングの際中に見る夢というのが鏡の国のアリス銀河鉄道の夜が混ざった世界でした。

銀河鉄道はアクタージュの最新話でも取り扱われてる作品なので勝手にテンションが上がる。

アクタージュ act-age 4 (ジャンプコミックス)

アクタージュ act-age 4 (ジャンプコミックス)

宇佐崎 しろ
1,100円(04/19 11:37時点)
Amazonの情報を掲載しています

それ以降の話の内容はネタバレになるので千秋楽を過ぎましたが書かないでおきます。

気になるかたはDVDも発売されるらしいので”勝手”に”買って”。

DVDの情報はエムキチビートの公式サイトにいずれ載るんじゃないかな。

下記からよかったところをば。

緩急のつけ方がよい

舞台の公演時間は2時間30分ほどで映画並のボリュームでしたが、

シリアスパート、ギャグパート、音劇パートを順々に繰り返して観せてくれたので集中力が切れることなくさいごまで観覧することができました。

また、途中で10分の休憩を挟みましたが、休憩前の引き描写に起承転結の転が来るので休憩中も続きが気になっていました。

音と光の演出がよい

とにかくいいストリングスがずっと流れてたのと光を上手く使った舞台演出が好きでした。

音は臨場感を出すときにバンバン使ってたかと思ったら、役者の演技を際立たせるときには最低限の音や無音を使って呼吸の音まで届ける配慮がすごかったです。

すごい耳が心地よかったです。

光はプロジェクションマッピングも画期的でしたが、フラッシュや暗転の使い方がすごくはっきりしていました。

ライトと音で電車のプォーンを表現して場面転換するところなんかが特に印象に残りました。

黒沢ともよさん

自分は演技のことには全く詳しくないので、

黒沢ともよさんが3歳の頃から役者の勉強をしていたと言われても「ほぉ、そうかー」くらいにしか思ってはいませんでしたが、

今回舞台上にいた黒沢ともよさんは間違いなく役者としての黒沢ともよさんでした。

特に眼力(めぢから)がすごかったです。

“本気で生きている人間”のみが放つことのできるような眼光でした。

とにかく表情が多彩でした。

さいごに顔がすごいくしゃくしゃになるシーンがあるのですが、

くしゃくしゃになるときの顔はひとに見せづらいレベルのくしゃくしゃさで、

そんなくしゃくしゃな顔を表に出せることが役者の芝居なのかと唾を飲み込んでいました。

なんでしょう、例えるなら「サムライ」という感じでした。(?)

他の役者さんも1人で複数役をこなしていてすごい体力だと感服していました。

衣装変えがとても大変そうでした。

まとめ

最初は舞台の迫力に圧倒されて、

最後は演出家の演出と舞台俳優たちの演技に泣かされっぱなしでした。

舞台には一度は行って観たいなと思っていましたが、

行って観たら想像の12倍はすばらしかったです。

最終日に行けてよかったですが、観てる間は「もう一度観に行きたい!」と思ってしまうジレンマ的な辛さもありました。

何回も足を運んでいたひとはより寂しさを抱えていることだとは思います。

また機会があれば演劇を観に行きたいです!

ありがとうございました!

ついでにアクタージュ熱も上がってきましたよ(笑)

演劇がライブと違ったところ4点

2018.12.10